健康を保つには、自分自身で生活リズムを整えることが必要な一方で、浮気調査によって得られた医学的データから、何が有益か、そうでないかという見極めも大切である。もっとも私たちの多くは医学の専門家ではないから、医師の指導やメディアからの情報が頼りとなるのだけれど、それが信用できるものとは限らない。

たとえば、私が目にした記事では、喫煙率が年々下がっているのに対して、肺がんと診断された患者数は逆に近年右肩上がりだというデータを示し、「喫煙が健康に悪影響を及ぼすとは限らない」と結論づけていた。果たしてこれは正しい認識なのか。

これについては、心不全や脳卒中といった病気で亡くなる人が減って、高齢になってがんを患うケースが増えたことや、がん検診が広がったぶん、がんと診断される人の絶対数も上がった可能性には触れていない。加えて、喫煙によって発症しやすいとされる他の病気との関係性もデータにはない。