リアルタイムで外が騒がしかった。

排気音からして、50ccのスクーターに違法マフラーの組み合わせだろうと予想がついた。
こんな夜中にそんな車両で裏通りを走るのは非常識もいいところだが、さらに呆れたことにはレース場かなにかと勘違いしているらしく、2度も3度も家の前を通る。さすがに一言文句を言ってやりたくなり、部屋をを出た。

ミリタリー系の先輩が以前同じような事態に遭遇し、道に立ちふさがってスクーターをすれ違いざまに木刀でなぎ払った事がある。
さすがにそこまではやるつもりはなかったが、トマホークくらいなら投げつけても良いかな(嘘)と思い、道へと歩み出た。

ところがタイミングよく小雨が本降りへと変わり、それに伴ってアホスクーターの襲来がピタリとなくなってしまった。
飽きたのか、雨が嫌いなのか、ともかくレースは終了したらしい。

目的は「静かな夜の浮気調査」だからこれで良かったはず。
なのに、妙な不完全燃焼感を覚え、眠れなくなった。
とりあえずファミレスで遅い夕食をとりにいく。